結論として、組立外注の単価は「1個あたりの作業時間 × 時間あたりの単価」を土台に、段取り・検査・梱包・管理の手間を積み上げて決まります。数量と作業内容が分かれば概算は出せますが、精度を上げるには完成見本と判定基準が必要です。内訳の構造を知っておくと、複数社の見積もりを同じ土俵で比較できます。
組立外注の単価とは、組立作業1個(または1ロット)を仕上げるために必要な手間と費用を、金額に置き換えたものです。
単価は「作業の難しさ」だけで決まるわけではありません。同じ部品点数でも、数量が10倍違えば1個あたりの金額は変わります。見積もりを読むときは、提示された1個あたりの金額が、どの数量を前提にしているかを確認してください。
組立外注の見積もりは、大きく次の6つで構成されます。
多くの見積書では、これらをまとめて「加工賃(1個あたりいくら)」という1行の形で提示されます。内訳が1行になっていると比較ができないため、少なくとも「段取り費が別建てか単価に織り込み済みか」「検査と梱包が含まれるか」の2点は確認してください。この2点が各社でそろっていないと、安く見える見積もりが実は組立だけ、ということが起こります。
同じ「組立」でも、次の6要素で単価は変わります。
この6つのうち、依頼する側で動かせるのは主にロットサイズ、依頼範囲、納期の3つです。単価を下げたい場合は、作業内容を変えるより先にこの3つを見直す方が効果が出やすくなります。
反対に、短納期や単発の案件では段取りの比重が大きくなるため、1個あたりは高く見えます。その背景と相談のしかたは、関連記事「単発・スポットの組立依頼はどこまで対応してもらえるか」で扱っています。
段取り費は、数量で割るほど1個あたりの負担が軽くなります。たとえば段取りに2時間かかる作業であれば、100個で割ると1個あたり1.2分、1,000個で割ると0.12分の段取り時間が乗る計算になります。これが「数量が増えると単価が下がる」仕組みです。
逆に言えば、数量が少ない案件の単価が高く見えるのは、作業が特別に難しいからではなく、段取りの比重が大きいためです。したがって、単価の数字だけを並べて比較するのではなく、段取り費を含めた総額で見ると実際の負担が分かります。
総額で比較するときは、次の項目をそろえて並べてください。
また、作業時間そのものは数量では変わりません。数量を増やせば単価は下がりますが、下がり方には下限があります。見積もりの交渉では、この下限を超えた値下げを求めるより、工程の切り方や依頼範囲を変える方が現実的です。
見積もりの精度と回答の速さは、依頼時に渡す情報でほぼ決まります。次の8項目をそろえて提示してください。
この8項目のうち、どれか1つでも空欄があると、受ける側は安全を見込んだ金額を出さざるを得ません。結果として高い見積もりになります。各資料の役割と、手元にないときの代替手段は、関連記事「組立を外注する前に用意しておきたい5つの資料」で具体的に説明しています(近日公開予定)。
相見積もりで最も安い1社を選んだ結果、総額では高くついたという話は珍しくありません。起きやすいのは次の4点です。
いずれも、見積書の金額には表れないコストです。比較するときは単価のほかに「どこまでやってくれるか」「問題が起きたときにどう動くか」を並べて見てください。この論点は関連記事「単価だけで外注先を選ぶと失敗する理由」でさらに掘り下げています(近日公開予定)。
なお、外注単価と内製コストのどちらが有利かを自社の数字で判断したい場合は、関連記事「内製と外注の損益分岐点を考える」が参考になります(近日公開予定)。固定費と変動費の分け方から順に整理すると、比較の土台がそろいます。
有限会社安在商店は、昭和59年(1984年)4月1日に安在ゴム商店として創業し、昭和63年(1988年)6月1日に法人化しました。43年に亘り、手作業による組立・検査・梱包を受託しています。大手家電メーカー向けの製品・部品の組立・検査・梱包を多数手掛けてきました。
見積もりの範囲としては、次の工程を単独でも、まとめてもお受けできます。
組立から梱包までをまとめて委託いただくと、工程間の受け渡しと中間の検査が省けるため、総額で比較したときに差が出ることがあります。まずは現在の工程の切り方を含めてご相談ください。
組立外注の見積もりは、作業費・段取り費・検査費・梱包費・資材費・管理費の積み上げでできています。単価の数字だけを比較しても判断はできません。
手作業工程を外に出すという判断の全体像は、関連記事「製造業の人手不足は「外注」で解決できる ~梱包・検品・組立アウトソーシングという選択肢~」で整理しています。
A. 工程の内容と数量によりますが、完成見本・部品表・判定基準がそろっていれば回答は早くなります。情報が不足している場合は、現物を確認させていただいてからの回答になります。お急ぎの場合は、その旨をあわせてお知らせください。
A. 数量と依頼範囲が決まらないと単価は算出できません。段取り費をどの数量で割るかによって1個あたりが変わるためです。総数とロット数、組立のみか検査・梱包まで含むかをあわせてお知らせいただければ、概算をお出しできます。
A. 一律の相場をお示しすることは難しいです。同じ「組立」でも、部品点数や判定の難しさによって1個あたりの作業時間が数倍変わるためです。他社と比較したい場合は、数量・依頼範囲・納期をそろえた同じ条件で各社に提示してください。
A. 段取り費を割る数量が増えるため、下がる余地があります。ただし作業時間そのものは数量では変わらないため、下がり方には限界があります。月間または年間の見込み数量を共有いただければ、継続を前提とした単価を検討できます。
A. 依頼範囲によります。組立のみ、組立+検査、組立+検査+梱包のどこまでを委託いただくかで内訳が変わります。安在商店は組立・検査・袋箱詰までを対応範囲としているため、まとめてお引き受けすることもできます。
A. 資材費の分は見積もりから外れます。一方で、受け入れ時の数量確認や保管の手間は残るため、支給分の管理をどちらが持つかを決めておく必要があります。予備分の数量と、不足が出たときの補充のルールもあわせて取り決めます。
A. できます。試作や初回ロットを切り出して見積もることで、量産に移る前に工数と単価の見当がつきます。この段階は段取り費が少ない数量に集中するため、1個あたりは量産時より高くなる点にご留意ください。
組立・検査・梱包の見積もりをご希望の場合は、製品の概要、数量、依頼範囲、希望納期をお知らせください。完成見本や現物をお持ちいただければ、作業内容を確認したうえでお見積りいたします。工程の切り方からのご相談も承ります。
お問い合せ専用ダイヤル:052-419-2170 / FAX:052-412-6977 / メール:info@anzaishoten.jp
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会社名 |
有限会社安在商店 |
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代表者 |
代表取締役 安在 巧 |
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所在地 |
〒453-0867 愛知県名古屋市中村区横井1-77 |
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電話 |
052-419-2170(お問い合せ専用ダイヤル) |
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FAX |
052-412-6977 |
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メール |
info@anzaishoten.jp |
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創業・設立 |
昭和59年(1984年)4月1日 安在ゴム商店として創業/昭和63年(1988年)6月1日 法人設立 |
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資本金 |
500万円 |
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事業内容 |
手作業による組立・検査・梱包、サブASSY、選別、袋箱詰、簡易冶具の製作導入 |
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加盟団体 |
名古屋商工会議所/社団法人名古屋中村法人会/中部工業用ゴム製品卸商業組合 |